業務内容

FRP塗膜防水

FRP塗膜防水とは、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastic, FRP)を用いた防水工法です。この方法では、ガラス繊維を樹脂で浸透させて強固な防水層を形成します。FRPは軽量でありながら非常に高い強度を持ち、耐久性や耐候性に優れています。このため、屋上やバルコニー、ベランダなどの防水工事に広く使用されています。

FRP塗膜防水の施工手順は、まず下地の清掃と下地処理を行い、その後、プライマーを塗布します。次に、ガラスマットを敷き、その上に樹脂を塗布して硬化させます。この工程を数回繰り返し、最後にトップコートを施して仕上げます。これにより、非常に高い防水性と耐久性を持つ防水層が完成します。

FRP塗膜防水の特徴として、継ぎ目がないため漏水のリスクが低く、耐久性が高いことが挙げられます。また、軽量であるため建物への負荷が少なく、施工後のメンテナンスも容易です。特に、複雑な形状の場所や勾配のある場所にも対応できる柔軟性があり、様々な現場で活用されています。

ウレタンゴム系塗膜防水

ウレタンゴム系塗膜防水の業務では、防水効果を最大限に発揮するために、施工前には下地の清掃と修繕を行い、汚れや油分を取り除き、ひび割れや不陸を補修します。その後、プライマーを均一に塗布し、下地とウレタン樹脂の密着性を高めます。液状のウレタン樹脂を複数回に分けて均一に塗布し、各層をしっかりと乾燥させます。最後に、防水層を紫外線や摩耗から保護するトップコートを施し、完璧な仕上がりを目指します。施工後は検査を行い、必要に応じて補修を行い、建物の長寿命化と安心を提供します。

改質アスファルトシート防水

改質アスファルトシート防水の業務は、建物の屋上や地下構造などにおいて主に使用されます。施工では、まず下地の清掃と平坦化を行い、シートを敷設します。シートは加熱によって柔軟性を増し、下地に密着させます。次に、シート同士の継ぎ目を焼き付け接着し、シール性を高めます。最後に、周囲の環境や使用条件に応じて適切な保護層を施し、防水層を耐久性のある状態に仕上げます。改質アスファルトシートはその厚みと強度から、長期間の耐久性と防水性を提供し、多様な建築物の防水に貢献します。

塩ビシート防水

塩ビシート防水の業務は、建物の屋上や地下構造、プールなどの防水工事に幅広く使用されます。まず、施工前には下地の清掃と平坦化を行い、シートを敷設します。塩ビシートは柔軟でありながらも耐久性に優れ、加熱や溶剤によってシート同士を接着します。継ぎ目や周辺部分を専用の接着剤や溶剤で密閉し、漏水のリスクを最小限に抑えます。最後に、シート全体に保護層を施し、紫外線や気候条件からの保護を強化します。塩ビシートの使用は、その耐久性と施工のしやすさから広く信頼され、建物の防水性を確保する重要な役割を果たします。

長尺シート防水

長尺シート防水は、一般的には比較的長いシートを使用して施工される防水工法です。これらのシートは、通常は幅広く、特定の長さにカットされています。この方法は、屋根や壁面など大きな面積を持つ建物の防水に適しています。

長尺シート防水の主な特徴は、シームレスな防水層を形成することができることです。長尺のシートを使用することで、継ぎ目が少なくなり、漏水のリスクを低減します。また、大きな面積を効率よくカバーできるため、施工の時間とコストを節約することが可能です。

この方法では、シートを下地にしっかりと固定し、必要に応じて継ぎ目を熱溶着や接着剤で密閉します。施工後には、シート全体に保護層を施し、耐久性を向上させます。

塗装工事

塗装工事は、建物や構造物の表面にエポキシ樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料などを均一に塗布し、雨水や湿気の侵入を防ぎ、建物を長期間にわたって保護する重要な作業です。これらの塗料は耐水性や耐候性に優れており、適切な下地処理後に施工されます。塗料の特性に応じて、施工面の特定の要件に最適な防水効果を提供し、建物の寿命を延ばす役割を果たします。塗装工事によって形成されるシームレスな防水層は、継ぎ目や隙間からの水の浸入を防止し、建物の構造と外観を保護します。施工後の定期的なメンテナンスにより、防水効果を持続させ、建物の耐久性と美観を維持することが重要です。